iPhone、iPad、PCの速度比較をホームページ起動、アニメーション、ダウンロードとGeekbenchにより比較した。
(The latest update: 2024年11月18日)
(The first upload: 2024年11月10日)
Geekbench 6による比較
ここでは手元のデバイスの中から発売年や速度の異なる以下の4機種(5モード)を選んだ(括弧内は発売年)。新しい機種ほど高速になっている。以下、デバイスの後ろのカッコ内は発売年。
- iPad Pro(2024)
- iPhone 13 Pro(2021): (N) 通常電力モード
- iPhone 13 Pro(2021): (L) 低電力モード
- NEC PC-GN187DEDC(2018)
- iPad Pro(2016)
iPad Pro (2024) | iPhone 13 Pro(N) | iPhone 13 Pro(L) | PC-GN187DEDC | iPadPro (2016) | |
---|---|---|---|---|---|
CPU(Single-Core) | 3761 | 2410 | 1020 | 1330 | 732 |
CPU(Multi-Core) | 13342 | 6013 | 3845 | 3442 | 1018 |
GPU | 55537 | 20901 | 16608 | 4229 | 6148 |
測定条件
- WiFiルータ経由
- PC及びiPadはWiFiルータから等距離の同じ場所。
各デバイスの速度は異なっているが、これらの違いの影響を本ウェブサイトの場合について速度の遅いiPad ProとPCを例にとって検証する。
本ホームページ起動時間の比較
本ホームページのトップページはテキスト、動画を含んでいるので起動時間のテストに好適である。ここでは、最も高速のiPad Pro(2024)と最も低速のiPad Pro(2016)とを比較した。
- Googleの検索ページで本ホームページを起動する。
- ローディング開始のホワイトページに切り替わった時点を0秒とする。
- 本ホームページの動画が表示されるまでの時間を測定する。
iPad Pro(2024)の起動時間は1~2秒、iPad Pro(2016)の起動時間は4~5秒という結果を得た。Geekbench 6ではCPU処理速度、GPU処理速度ともにiPad Pro(2024)がiPad Pro(2016)より5倍~10倍以上大きいが起動にはその他の要因もあるので2~3倍となっている。
iPad Pro(2016)
iPad Pro(2024)
アニメーションでの速度検証
ここでは別稿のダイヤモンド汽車冒頭のアニメーションの回転速度を約3倍に上げた場合を示す。このアニメーションはパソコンやスマホの処理能力が不足するとフラッシング(映像の点滅)が発生する。
ダイヤモンド汽車ではiPad Pro(2016)でもフラッシングが発生しないように一方向回転時間約9秒にコーディングしているが、以下の比較においては回転速度を上げて双方向回転時間約6秒としている。
以下にフラッシングが発生しない場合(PC)とフラッシングが発生する場合(iPad Pro(2016))を示す。
フラッシングが発生しない場合(PC)
フラッシングが発生する場合(iPad Pro(2016))
尚、iPad Pro(2024)及びiPhone13Pro(通常電力モード、低電力モード)ではいずれにおいてもフラッシングは発生しない。
動画のダウンロードおよび表示
動画の場合、ダウンロード及びソフトウエアの起動の違いが表示開始遅延時間に影響する。
PC
PCの場合すぐに起動する。
iPad Pro(2016)
iPad Pro(2016)の場合動画左下のスピニングギア(spinning gear)(赤丸)が数秒回転した後動画が起動する。