1950年代の鉄道模型であるOゲージのEB58のレストアと電流の流れのアニメーション。
(The latest update: 2024年10月3日)
(The first upload: 2024年9月27日)
1950年代にカツミから発売された三線式Oゲージ(通称電関)。下の動画のように進行方向のランプが点灯する。
ゲージ幅説明
三線式Oゲージは線路の内縁の間隔が32mmで給電は両側のレールのいずれかと中央のレールによって行う。車両、レールのコンタクト部分を拡大した写真を示す。
子供時代に組み立てたまま物置に置かれていたのでEB5828には汚れや変色が目立つ。
分解
内部も汚れている。三極ロータ(回転子)の交流モータが使用されている。
ツートーンカラーの車体を再塗装するが全体の配色をオリジナルよりもパステルカラー風とする。下半分にマスキングテープを貼る。
上半分を塗装した状態。
乾燥後上半分をマスクして下半分を塗装する。
塗装完了後の外観写真を下に示す。パステルカラーとなっている。
クリーニングと再配線。
完成したEB5828をレールに乗せた状態。
配線図と電源電流の流れ
3線式Oゲージでは、交流電源電圧が両端のレールと中央の絶縁されたレールとに加えられ、両端のレールからは車輪経由で、中央レールからはコレクタ(Collector)で給電される。また、交流モータを使用しているため、前進後退を切り替えるために車両の逆転スイッチ(Reverse Switch)を用いてモータ(Motor)のロータ(3極回転子)の両極に加える電流の向きを切り替えるとともに車体の前部と後部の照明(Lamp)も切り替えることになる。逆転スイッチ切り替えによる電源電流の流れの変化をアニメーションで示す。