吊り橋のスケスケの横木と床板との間から十津川を見下ろすシーンでは全天球ビューのVRが威力を発揮する。
(The latest update: 2024年7月23日)
(The first upload: 2023年12月8日)
"閑散期ですから吊り橋付近の店は閉まっていますので昼食はご自分でご用意ください“という運転手さんの話を聞きながらバスに揺られること3時間で奈良県十津川村にある谷瀬の吊り橋から徒歩2分のバス停(上野地)に到着。前方左手に谷瀬の吊り橋がある(以下全て筆者が2023年12月7日に撮影)。
人映りを避けるため閑散期を選んだ狙いは的中。人はほとんどいなかった。
もともと生活用の橋として1954年に完成した全長297.7m、高さ54mの鉄線歩道吊り橋としては日本一(1954年完成時)。
”危険なので一度に20人以上は渡れません”という垂れ幕。
吊り橋中央付近から見たVRを示す。床は横木の上に置いた木の板をつなぎ合わせる形で構成された簡素な造りなので歩く度にきしみ揺れる。鉄線部分の錆びが歴史を物語る。視線を遠方から真下にむけると横木と床板の間から十津川を見下ろすことができる。
吊り橋を渡った地点からみたVRを示す。
遠方に谷瀬の吊り橋、右手前にキャンプ場が見える。
台風12号(2011年)により長殿発電所付近で発生した山腹崩壊の修復の様子(筆者撮影)。
長殿発電所が見える。