ついに、リニア中央新幹線試乗の抽選に当選した。わざわざ奈良から一泊で山梨県立リニア見学センターに出かけた。真夏とはいえ、見学センターのいたれりつくせりの配慮の中でわずか30分の夢を体験し、絶対に奈良駅を実現するという固い決意を新たにした。
(The latest update: 2022年3月24日)
(The first upload: 2019年4月29日)
リニア中央新幹線のルートについては、昭和48年の全国新幹線鉄道整備法に基づく基本計画で、リニア中央新幹線の経由地は、甲府市付近、名古屋市付近、奈良市付近となっている。国交省のホームページのリニア中央新幹線の概要でもその経由地は、甲府市附近、赤石山脈(南アルプス)中南部、名古屋市附近、奈良市附近と記されている。
フジサン特急で河口湖から大月駅へ
2018年8月1日
前日、当日共に快晴に恵まれ河口湖畔の宿に一泊して、雪のない富士山を見た後、フジサン特急で大月駅へ向かった。下の写真は、河口湖畔から見た夏の富士山。
次の写真右手の平屋の建物が河口湖駅。 写真の車両は富士急行の前身の富士山麓電気鉄道が1929年に開業したときの車両モ1号。
次の写真は、乗車したフジサン特急。早朝のためか空席多数。
リニア見学センター
リニア見学センター大月駅からバスで山梨県立リニア見学センターへ移動。リニア見学センターに到着。次の写真はリニア見学センター。
集合時刻まで時間があるのでどきどきリニア館へ行って見学。ここで記念写真とリニア走行ビデオを撮影。 ここからはあらかじめ受領したハガキが必要。搭乗記念写真を撮る。搭乗券を発券後、全員集められ話を聞く。説明員の女性のポロシャツは売店より気が利いており売ってくれないかと聞くと説明員専用ということで断られた。 次の写真は搭乗記念写真。
搭乗
ここは奈良駅のつもりになって乗る。飛行機の搭乗ゲートのような通路を通って搭乗する。搭乗するとスタッフが写真やビデオを撮影してくれるといういたれりつくせりのサービス。 スタート。2往復、約30分。東京方向最高速度320km/h、次いで名古屋方向最高速度500km/h、最後に東京方向最高速度280km/h。加速感は素晴らしくあれよあれよという間にスピードアップし不快感は全くないしiPhoneのコンパスにも異常はない。
超電導リニアの写真あるいはビデオを撮影するには、(1)リニア館の中から撮影するかもしくは、(2)超電導リニアを降車した後に出口に向かう通路から撮影することができる。(1)では走行時の動画撮影に便利で、一方後者では窓超しに並んでいるかのように撮影することができる。下の写真は(2)の降車後の通路から撮影した写真である。
補足: 上の写真やビデオの一部にガイドウエイが映っているが、車両横に表面から見えている部分(四角のブロック)は浮上案内コイルである。この浮上案内コイルは、常電導であってリニア車両本体の超電導コイルからの電磁誘導によって誘導電流が流れ反発吸引力が発生して浮上する仕組みとなっている。更に、浮上案内コイルの外側に設置された推進コイル(常伝導)には外部から電流が供給されリニア車両本体の超電導コイルとの反発吸引力によってリニア車両本体に推進力を与える。
既存のリニア(上海磁浮列車,Shanghai Maglev Train)
2005年に上海のリニアSMT(Shanghai Maglev Train)に搭乗したことがある(最高速度400km/h)。区間は浦東飛行場(Pudong Airport)~龙阳路(Longyang Road)駅。これは超電導ではなく通常の磁気浮上を利用している。下の写真は外観で側面にShanghai Transrapid(上海トランスラピッド)の文字が書かれている。
次の写真は、SMTの車内。
下の写真は、搭乗券。
終点の龙阳路(Longyang Road)駅を降りた後の通路。表示板に磁浮龙阳路(Maglev Longyang Road)と書かれている。筆者撮影。
アクセサリ
2012年に山梨リニアファンクラブからもらったリニア中央新幹線のマウス。